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臨床検査技師の検体検査

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 病院臨床検査技師が行う検体検査とは、血液や胃液、粘液、尿、便などの検体を使って病状を把握する検査です。主な検体検査としては、次のような検査があります。

・血液学的検査:採血して、血液中の成分の赤血球、血色素から貧血程度、白血球の多さから炎症の程度や白血病などを診断します。

・生化学的検査:血液中に含まれる糖質、蛋白質、ビタミン、ホルモンなどを調べ、各臓器の異常を診ます。

・免疫血清学的検査:微生物の侵入に抵抗する免疫機能の状態を測ることで、すでに侵入したウイルスの特定を行います。

・微生物学的検査:病原性大腸菌O-157やMRSA、エイズや肝炎を引き起こすウイルスなど数多くの種類があります。これらを培養して検出し、さらに検出された微生物にどのような薬剤が有効か判断する薬剤感受性検査もあります。

・尿・便などの一般検査:尿の成分を調べ、腎臓や肝臓の異常をチェックしたり、消化器の異常を診たりします。

・輸血・臓器移植関連検査:適合輸血を行うため、血液型検査や交差適合検査を行うほか、臓器移植の際は臓器適合検査を行います。

・遺伝子検査:遺伝子を増幅し、遺伝子のDNAの異常を検出します。

臨床検査技師の生理学的検査

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 病院臨床検査技師が行う生理学的検査とは、身体に器具を装着して直接情報を得る検査のことです。主な生理学的検査としては、次のような検査があります。

・脳波検査:頭皮上に電極を付けて被験者自身が出すα波、β波などの電気的信号を脳波計で記録します。脳神経の病気、平衡機能検査等に用いられます。

・眼底写真検査:眼の網膜の変化を眼底カメラで写真に撮ります。動脈硬化、糖尿病等で起こる変化を探ります。

・呼吸機能検査:思いっきり息を吸ったりはいたりしてその記録を取ります。肺の病気を診断します。

・心臓系検査:心電図、心音図、脈波、負荷心電図等を実施し、心臓系を調べます。心筋梗塞、心不全などの診断に利用します。

・超音波検査:身体に超音波を当てて各種臓器の状態を反射波で診ます。腫瘤、結石など異常のほか胎児の動きなどを診るのに利用します。

・磁気共鳴画像検査:磁気発生装置で身体に磁気を当て得られたエネルギーを画像にして診ます。

・熱画像検査:身体の表面温度の変化をカラーグラフィック化し熱分布により異常を診ます。

臨床検査技師の生化学検査

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 病院臨床検査技師が行う多くの検査の一つに生化学検査があります。生化学検査は血液や尿の中に含まれている多くの化学物質を測定するもので、それによって身体の健康状態、特に、各内臓関係のほとんどをチェックできることから、重要な検査の一つでもあります。

(1)肝機能検査

AST(GOT)検査

ASTは心臓に最も多く含まれ、次いで肝臓、骨格筋などに多く含まれています。この酵素は細胞の異常によって血液中に放出されるので、血液中の酵素量を検査で測定して、心臓や、肝臓に障害が起こっているかどうかを知ることができます。

ALT(GPT)検査
肝臓の細胞中に最も多く含まれているので、特に、肝機能検査を主目的で行われる検査です。

γ-GTP検査
肝ー胆道系疾患のスクリーニング検査として用いられ、アルコール常習者などでは高値を示すことが多いのが特徴です。

ALP検査
 肝臓から十二指腸に至る胆汁の流出経路に異常があるかどうかを知ることができます。骨の新生状況や肝機能、骨盤の機能が正常かどうかも分かります。

 この他に肝機能検査としては、ビリルビン(Bil)、乳酸脱水素酵素(LDH)、アルブミン・グロブリン比(A/G比)、コリンエステラーゼ(ChE)検査などがあります。

(2)腎臓検査

尿素窒素(BUN)とクレアチニン(Cr)検査

 尿素は蛋白質代謝の終末産物で、クレアチンは、筋肉のエネルギー関係の深いクレアチニン酸の代謝産物です。いずれも一種の老廃物であるため、腎臓の糸球体で濾過された後、尿中に排泄されます。排泄障害があると血液中に残るため、血液中の濃度が高いということは腎臓の障害が大きいということです。


(3)糖代謝検査

血糖検査(Glucose)

血液中のブドウ糖を血糖といいます。糖質を摂取すると、腸から吸収されて肝臓に運ばれ、グリコーゲンとして蓄えられていますが、必要に応じて再びブドウ糖となり血液の組織に運ばれます。膵臓から分泌するインスリンは糖代謝に強い関わりを持っており、インスリンの働きが弱いと血糖が高くなります。

グリコヘモグロビン検査、( HbA1c)

グリコヘモグロビンは、赤血球に含まれる血色素のヘモグロビンとがブドウ糖が結合したものです。グリコヘモグロビンの量からブドウ糖の濃度を測ることができます。グリコヘモグロビンの濃度は過去1~3カ月間の平均的な血糖値を反映しています。

(4)脂質検査

総コレステロール(T-cho)検査

コレステロールは、脂肪の消化を助ける胆汁酸、性ホルモンや副腎皮質ホルモンの合成材料であるばかりでなく、細胞膜の構成成分でもあり、人体になくてはならない物質です。しかし、低くすぎると様々な障害を伴うことになり、多すぎると動脈硬化を促進させる一因ともなります。

HDLコレステロール検査(HDL-cho)、 LDLコレステロル検査 (LDL-cho))

血液中のコレステロールにはHDLコレステロール検査とLDLコレステロル検査の2種類があり、前者を善玉コレステロール、後者を悪玉コレステロールと呼んでいます。後者は動脈壁に蓄積する性質があり、動脈硬化の一因 となるのに対し、前者は血管壁に付着した後者を積極的に抜き取り排除する働きがあります。


中性脂肪(トリグリセライド、TG)

中性脂肪は体内にある脂肪の一種です。摂取された食物の中で、エネルギーとして使われなかった砂糖などの糖質や脂肪は、大部分皮下脂肪として蓄えられますが、そのほとんどが中性脂肪です。血中の中性脂肪濃 度が高いということは、肥満症や脂肪肝になりやすいといえます。

これら以外にも、診断的意義のある生化学検査はたくさんあり ます

臨床検査技師の血液一般検査

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血液は酸素や栄養素を各組織や細胞に運ぶとともに、二酸化炭素や老廃物を運び出す働きをしています。病院臨床検査技師の手によって検査されることによって、様々な病気を発見することができます。

1)赤血球数検査
 赤血球が減ると、運ばれる酸素の量が足りなくなり、貧血が起こります。増えすぎると、血液が濃くなって流れにくくなり、血管がつまりやすくなります。

2)ヘモグロビン(血色素)値の検査
 ヘモグロビン(血色素)は赤血球の主成分で酸素や二酸化炭素を運びます。

3)白血球数検査
 体内に細菌や遺物が侵入して炎症を起こすと、白血球数が増加します。

4)血小板数検査
 血管が損傷されて出血した場合、血小板は止血するのに重要な役割をします。血小板数が減少したり、機能が低下すると血が止まらなくなり、時には命の危険さえ伴います。

 臨床検査には、人体から排出される尿、便など、人体を流れている血液、髄液、また、人体を作っている細胞、臓器などの検体検査や臓器の状態を物理的に捉らえる生理検査があります。臨床検査は病気の診断、治療、病気の早期発見や予防になくてはならない手段です。これらの検査の方法を、臨床検査技師は大学や専門学校で学びます。そして、病院などに就職後、実際に検査を行うことになります。

1 尿検査

 尿検査を行うことで自身の体の状態がよく分かります。健康な人の尿には、タンパクや糖などほとんど見られません。尿を調べると腎臓、膀胱、肝臓の病気まで見つけることができます。また、膀胱炎などの感染症の診断、時には悪性腫瘍の情報も得られます。

2 便検査

(1)便潜血反応

 便潜血反応検査とは、便の中に血液が混ざっているかどうかを調べる検査です。消化管内の出血の有無を調べることができます。

(2)寄生虫検査

 寄生虫検査とは、便の中に含まれる回虫、鞭虫、条虫及びこれらの虫卵を調べます。

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